大分自動車道の日出ジャンクションから宇佐別府道路方面に進むと、右手に日出町と山香町の境界付近の山が見えてきます。今回登った鳥屋岳(とやだけ)は山香町では一番高い山のようです。
 速見インターチェンジから見ると、頂上に電波の反射板があり、近くの高圧線の鉄塔までは林道が通っているので、速見地区広域農道から迷わず行くことができます。
 しかし、登山道は整備されてなくて、カヤや野バラの藪をかき分けて登るのが大変でした。そして、山頂には3等三角点の標識があるのみで、展望はよいもののあまり満足感は得られませんでした。
 この日は風もなく天気は良かったのですが、春霞で遠くの景色が見えなくて残念でしたし、山頂付近は誰かが苗木用として持ち帰るのか、高山植物などを盗掘したような穴がたくさんあってがっかりしました。

山香町 鳥屋岳(590.1m)

2002/3/17









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 宇佐別府道路の速見ICを降りて、速見地区広域農道を山香方面に3Kmほど進むと、林道の入り口が何ヶ所かあります。一番高く登った場所から左側に伸びているところが、鳥屋岳方面となります。

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速見ICから見た鳥屋岳(クリック)  宇佐別府道路速見インターチェンジ付近から見た鳥屋岳です。
 右側の鉄塔の所までは林道があります。(入口には柵があって、車は広域農道の所までです。)
 ちょっとわかりにくいので、クリックして拡大してみてください。

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日指林道入り口  速見地区広域農道の一番高くなったところあたりに、日指(ひさし)林道の標識があります。柵に鍵がかけられていて、ここから林道を歩いて15分くらいで高圧線の鉄塔の下に着きます。

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鳥屋岳高圧線鉄塔  高圧線の鉄塔付近から見る鳥屋岳山頂です。
 ここから草が刈られている稜線を登るのですが、その先は藪となっています。また、登山口等の標識は見あたりませんでした。

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鳥屋岳藪道  山頂はすぐそこのように思われたのですが、これから先は藪の中で、登山道らしきものは見あたらず、イバラをかき分けて登ることになりました。

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鳥屋岳山頂反射板  やっと、山頂付近にある電波の反射板が目の前に見えてきたましたが、ススキとイバラの藪は相変わらず続いています。

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鳥屋岳三角点  山頂に着いたのですが、鳥屋岳の山頂碑はなく、わずかに三等三角点の標識が残っていて、山頂だということが窺えました。


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鳥屋NTT中継所  山頂にあるNTTの無線中継所の看板が、鳥屋岳であることを教えてくれます。
 周辺の敷地にNTTがモミジなどを植林しているようなので、将来が楽しみです。

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速見IC方面  この日は、春霞や黄砂の影響で遠望はできなかったのですが、大分市方面や由布岳鶴見山、山香宇佐方面など開けています。(背の高いカヤ越しにです)
 写真は速見ICから手前に伸びる大分空港道路(日出バイパス)。

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山香町方面  宇佐、山香町方面は遮るもがほとんどないのですが、5Kmくらい先までしか見えませんでした。



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由布岳鶴見山方面  こちら側は、鶴見山、由布岳方面ですが、目をこらさないと山の形が良くわかりません。m(_ _)m


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唐木山  鳥屋岳の近くにある唐木山だです。地図から標高を見ると鳥屋岳より高くなっていました。 山香町では唐木山が一番高いのではないかとも思いました。


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経塚山方面  こちらは、日出町にある経塚山です。
 山頂にはいくつかの無線中継塔が建てられていて、近くまで車で行けます。
 この山に登ると別府湾から、大分市や四国の佐田岬までが良く見えますし、山頂付近にはミヤマキリシマが咲きます。

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鳥屋岳のスミレ  山頂付近は高山植物の盗掘の穴だらけだったのですが、少し下ると春の使者とも思えるスミレの花に出会い、ほっとしました。
 このほかにも、山グミの花が、小さな実を付けて咲いていました。

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2013/4/2一部修正

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